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■イントロダクション

 物語は、妻とその愛人を殺害した罪で14年の服役を終えた男・篠原が、事件が起きた街へ帰ってくる場面で幕を開ける。篠原の目的は、妻を殺し、自分を罠に陥れた真犯人に復讐することーー

 フランスの著名な画家オディロン・ルドンによる「キュクロプス」にモチーフを得たこの作品は、濡れ衣で投獄された男の復讐を軸にしたノワール映画であり、製作・監督・脚本を務めた大庭功睦による自主製作映画である。

 ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018では、シネガーアワードと北海道知事賞の2賞を同時受賞するという快挙を達成し、また、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018の国内長編部門、ドイツで開催された日本映画祭 Nippon Connection 2018にて上映されるなど、各映画祭で評価され、その注目を高めている。

 

■ストーリー

 妻とその愛人を殺害した罪により、14年の服役を終えた男・篠原(池内万作)が、事件が起きた町に戻ってきた。彼の目的は、妻を殺し自分を罠に陥れた真犯人に復讐することーー

 篠原は、事件の捜査を担当した刑事・松尾(佐藤貢三)と、その情報屋・西(斉藤 悠)の協力を得、真犯人がヤクザの若頭・財前(杉山ひこひこ)であることを知る。早速、財前殺害に向け、西の手ほどきを受けつつ銃撃の訓練を始める篠原。同時に、事件の記憶が蘇り、悪夢に苛まれ、亡き妻の亡霊との邂逅に安らぎを見出す篠原であった。

 ある日、篠原は、ふらりと立ち寄ったバーで、亡き妻に瓜二つの女性・ハル(あこ)と出会う。一度目は、逃げるように店を後にした篠原だが、それ以降、事態は思わぬ方向に転がり始める。

 

■俳優たち

 本作は、日本映画を支える実力本位の俳優達によって、よりパワフルな仕上がりとなっている。主人公・篠原を演じるのは、数々の映画において印象深い存在感を残す俳優・池内万作。過去の凄惨な記憶に苦しみ、その表情に復讐の念を滾らせる主人公・篠原を、深い叙情と共に表現している。

 稲葉組の若中を演じた斉藤悠は、俳優・斎藤洋介の息子としても知られる。斎藤の憂いを含んだキレのある佇まいは、作品に清冽な印象を与えた。刑事・松尾を演じた佐藤貢三は、瀧本智行や羽住英一郎ら監督作品を支えるベテラン俳優。どことなく人の良さそうな佐藤の風貌は、作品の柔らかいインパクトだ。

 他にも、暴力と虚無に彩られた稲葉組若頭・財前を演じた杉山ひこひこ、紅一点として作品に華を添えたハル/亜希子役の、あこ。などなど、見どころは尽きない。

 映画「キュクロプス」公式サイト 5月3日(金)上映開始

お問い合わせ:theghost3216@cyclopsfilm.com

2018/日本/カラー/シネマスコープ/ドルビーデジタル5.1ch/108分

配給・宣伝:アルミード

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